翡草庵日乗

地方中核都市に引っ込んだ文化的半自給自足主義者の日々の雑事記

20190621

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玄関飾りを変える。

 

画:平井楳仙筆「あざみ」

花:野咲半夏生、庭咲紫陽花

花器:青陶園造海鼠釉輪花水盤

 

薊という植物を平地で見たことは無いのだが高山植物というわけでもないらしい。開花期も春から夏と大雑把でこの一幅も蝶の舞う画題で春を思わせるのだけど薊は夏、しかも晩夏のイメージなので間を取って初夏に掛けてみた。

 

半夏生は近所の水田の一隅に群生していたものを昨年所有者が伐採してしまいどうなることかと案じていたが、僕が生ける程度には残ってくれていた。先代の奥方が趣味の良い人だったと見えて所有の山裾にも茶花に良い材料が多くある家なのだが息子とその嫁はセンスの無い人なのだ。

 

半夏生や虎の尾がパリッと生けてある家は良い家だと思う。禅寺以外で他に見たことがない。そもそも花を生けてある家など当世皆無に近いであろう。これは地方だろうが都心だろうが変わりない。ボリュームゾーンの高低差があるだけだ。