翡草庵日乗

文化的半自給自足生活を旨とする地方中核都市に引っ込んだアラ40男子の日々の雑事記

20190211

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先日の夕の御膳である。

 

お品書き;

福山産慈姑と人参と鶏胸挽肉の金平

干椎茸とバナエイ海老と鶏胸肉の茶碗蒸

地産ママカリのアーリオ・アーリオ

神石牛ヒレステーキ

十六穀米

 

酒;シャトームーランドゥロベーニュ・ボルドー2016

 

器;

大野孝晴造萩粉引御本俵向付

友右衛門造有田梅格子文蓋付湯呑

渋谷泥詩造白萩俎皿

中里一峯造朝鮮唐津輪花平皿

自作備前緋襷飯椀

 

酒器:不詳山葡萄文エッチングワイングラス

 

お歳暮の頂き物で冷凍しておいた地産牛のヒレが大変美味しく、肉厚の中心はレアに残す方が美味かった。冷凍とは言え鮮度も問題だろう。普段ステーキ肉はいつも半額見切り品ばかり食べている身なのでプロパーの鮮度に感動してしまうのである。

 

長い間不詳だった湯呑の作り手が判明した。有田までは推測が及んでいたが窯は友右衛門とハッキリした。何でも調べの付く良い時代である。友右衛門は有田で色絵の絵付けの良い雑器を作る。同じ有田でも三衛門と並び称される内の二つやそこで長年絵付けを担当していた舘林源右衛門などはこのご時世でもお高い。あれはおそらく家庭画報とか和楽とかの雑誌の影響で経済観念と見識の無い人々によって支えられている相場だと思う。柿右衛門や今右衛門がダメという気は勿論無いが、他の色絵磁器の窯でその二つには及ばぬまでも中々の良品を世に生み出しているのに一顧だにされない窯もある。例えばこの友右衛門などもそうだろう。他はだめでも友右衛門の蓋付湯呑は悪くないのである。