翡草庵日乗

地方中核都市に引っ込んだ文化的半自給自足主義者の日々の雑事記

20190101

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謹賀新年。本年の正月飾りである。

 

画:弘華筆「宝珠(仮題)」

花;小原流写景盛自然本位風

貰物庭咲千両

公園咲南京櫨

花屋のおまけチューリップ

花器:不詳鉄釉輪花水盤

飾物:不詳九谷染付翁人形

 

本年は無料の花材が割に豊富に手に入った。花がチューリップ一輪のみなので、アクセントとした。

 

花器は黒釉の恐らく鉄釉だと思うけれど、その風合いから瀬戸、常滑あたりで焼かれたものではないかと思う。或いはそれを模した京焼かもしれない。京焼の陶工はなんでも良いコピーを作る。

 

画はお正月ということで如意輪宝珠の短冊を家に転がっていた春慶風の額に飾る。弘華という画家なのか書家なのか全く情報が無い。無いが、良く描けた宝珠画である。凡素人の筆とは思えない。このような俳画風の簡略化された画は色紙か短冊くらいのキャンバスが丁度良いと思う。墨一色なら色紙でも持て余す。故に短冊が良いのだ。

 

翁人形は九谷の染付で時代は無い。似たような翁人形をイロチで幾つか持っているがこの染付が一番細工が良い。台は家に転がっていた博多人形のそれを転用した。三番叟もあるのでどこかでチェンジしようと思う。

 

閑話休題博多人形というものはなぜ一時人気を博したか全く理解できない。素焼きの生地に色を塗っただけで、この染付の翁人形のような工芸的価値は無いと思うからである。余程装飾品の無い時代だったのだろう。作れば何でも売れた良い時代である。