翡草庵日乗

地方中核都市に引っ込んだ文化的半自給自足主義者の日々の雑事記

20181025

f:id:catastropheca:20181024110849j:plain

玄関飾りを変える。

 

軸:喜田華堂「柘榴小禽之図(仮題)」

花器:李朝白磁塩笥小壺

 

軸の作者喜田華堂は中京画壇の人で京都で岸駒に師事して尾張岸派の祖と言われている。中京と言えば山本梅逸が有名だけど梅逸のような華やかさは無く、所謂円山四条派とも違う画風ながら洒脱で可愛い花鳥図で良く描けてると思う。構図と柘榴の枝の線と葉が特に気に入っている。日本画の真作は皆茎の線が綺麗だ。小禽は百舌鳥だと思うが定かではない。

 

買った値段は安かったけれども表具がボロボロだったものを直したのでそれなりのコストはかかってしまったが、かけて良かったと思っている。それだけの価値はある。

 

花器は李朝風の塩笥壺だけど薄い緑を帯びた白釉が大変美しい。やや傾いて張り出した胴のフォルムも気に入っている。李朝だろうとなかろうとどうでも良いのである。多分李朝ではないと思う。安すぎたからだ。