翡草庵日乗

地方中核都市に引っ込んだ文化的半自給自足主義者の日々の雑事記

20191016

玄関飾りを変える。 画:平井楳仙筆「京都四季図 秋」 花:鉢植咲小薔薇 花器:不詳備前手付桶花入 本年は海も川も釣果が伸びない。餌も取れる量が限られている。疑似餌で釣るか、オキアミが寄って来るのを待って青物を狙うかしかなさそうである。

20191006

先日京都で友人をアテンドした折に、念願だった西村五雲旧居へ寄る。友人には無駄なお金を使わせてしまって申し訳ない事をした。そのくらい受けたサービスは間尺に合わないものだったけれども、僕としては五雲の生きた空気に触れることが出来たような気がし…

20191001

玄関飾りを変える 画:佐野光穂筆「時雨坂」 花:庭咲万年青 花器:金屋五郎三郎造唐銅耳付霊芝脚薄端 画の作者佐野光穂は菊池契月に師事して四条派を修めた後、富田渓仙に師事して南画風な画風に転じている。この一幅は四条派のそれで渓仙入門前のものだと…

20190928

玄関飾りを変える。 画:森公挙筆「秋の幸」 花:不詳貰い花 花器:不詳備前銅鑼鉢 画の作者森公挙は師事した山元春挙の師匠である森寛斎の孫にあたる。春挙も気苦労が多かったのではないかと思う。 画の松茸などは凡円山派の基本通りのもので、能く描けてい…

20190825

玄関飾りを変える。 画:伝横山大観筆「秋草に翡翠図」 花:野咲秋桜、矢作薄、鉄砲百合、金水引 花器:越中古府焼水盤 画は弊コレクション最大の巨匠銘落款の入った夢のある一幅である。真作とは期待していないが葦の線の美しさや洒脱に描かれた翡翠や露草…

20190817

玄関飾りを変える。 画:広田百豊筆 「金魚之図」 花:野咲金水引、不詳野咲君子蘭擬き 花器:不詳京焼風黒釉掻き落とし舟型花器 画の作者広田百豊は竹内栖鳳に師事して四条派を修めた。花鳥図を能くした北陸の画家である。特に金魚を描かせると上手い。金魚…

20190816

玄関飾りを変える。 画:三宅凰白筆「舞妓図」 花:鉢植咲薔薇 花器:高原昌治造備前窯変花入 画の作者三宅凰白は山元春挙に師事して円山派を修め、時代画や能画などの人物画を能くした。このような美人画の類も描いているが、妖艶さは無く培洪庵コレクショ…

20190804

玄関飾りを変える。 画:北上聖牛筆「潮の香」 花:鉢植咲薔薇 花器:不詳備前手付桶花入 いよいよ夏本番であるが昨年に比してかなり過ごし易い。庭木のやれ具合もかなりましだと思う。 画は北上聖牛筆で磯を打つリズミカルな潮と集う海鵜がコミカルな一幅で…

20190723

玄関飾りを変える。 画:中村春泥筆「般若」 花:鉢植咲薔薇 花器:楢岡焼海鼠釉花入 古い外国人の友人が来日したので京都に一日付き合う。最後に会ったのはジャカルタの結婚式だからかれこれ15年の星霜が流れていても会えば何も変わらない、お互い下手な…

20190710

玄関飾りを変える。 画:高橋敬美筆「圓窓犬蓼に蛍之図」 花:鉢植咲薔薇 花器:高原昌治造備前窯変花入 先日近所のリサイクルショップで高原昌治造の船徳利が箱なしとは言え700円だったので拾っておいた。店は作家名が分からないと適切な値付けが出来な…

20190709

玄関飾りを変える。 画:山本紅雲筆 「夏の夕」 花:公園咲ハラン 花器:金屋五郎三郎銅製霊芝脚薄端 ついにハラン一種生けの季節となった。花が無いのである。 画は山本紅雲で梅雨のこの時期ピッタリの一幅である。 俳句ポスト365でまた並選を得る。兼題…

20190624

庭のアガパンサスが見事に花を付けた。 近所の潮待ちの古津にカフェがあって、そこで仲良くなった婆さんの庭仕事を手伝っていた時期があり幾つか株分けさせて貰ったものを昨年移植して二株花を付けた。アガパンサスを苗から開花するまで育てるには3年は必要…

20190621

玄関飾りを変える。 画:平井楳仙筆「あざみ」 花:野咲半夏生、庭咲紫陽花 花器:青陶園造海鼠釉輪花水盤 薊という植物を平地で見たことは無いのだが高山植物というわけでもないらしい。開花期も春から夏と大雑把でこの一幅も蝶の舞う画題で春を思わせるの…

20190607

玄関飾りを変える。 画:山本紅雲筆「香魚図」 花:庭咲紫陽花、木瓜の葉 花器:不詳煤竹花入 山本紅雲は弊コレクション中最大で三幅を数える。紅雲は四条派らしい花鳥を得意としたが分けても魚が得意だった。鯛の図がもっとも高値で取引されたそうである。…

20190604

玄関飾りを変える。 画:高橋敬美筆「圓窓犬蓼に蛍之図」 花:庭咲躑躅、鉢植紫陽花 花器:不詳信楽変形手付花入 家族と同居していて何が一番困るかと言えば物を壊されることである。先日見附文雄の鶴首の花入が被害に遭った。木っ端微塵になるとさすがに金…

20190525

玄関飾りを変える。 画:岩間武平筆「蛍袋図」 花:鉢植咲薔薇 花器:見附文雄造備前鶴首花入 画の作者岩間武平は無名の日本画家で資料が全くない。昭和初期よりももっと後の現代的な日本画で現在の院展や日展作家のそれを彷彿とさせる。 相場は風雲急を告げ…

20190523

玄関飾りを変える。 軸:北上聖牛筆「波燕之図」 花:残仏花小原流写景盛自然本位風 花器:不詳瀬戸藁灰釉石皿 ZOZOの社長が金回りが悪くなってコレクションを売りに出したそうだが、これはかなり恰好悪い。絵画の趣味が変わったのなら別段、買ったコレクシ…

20190521

玄関飾りを変える。 軸:北上聖牛筆「波燕之図」 花:仏残花 花器:不詳有田山水文染付花瓶 法事の後は花が豊富である。染付の花器と軸先を合わせてみた。澱を引いた後の清酒のような五月の爽やかさだ。

20190520

先日の夕の御膳である。 お品書き; デンマーク産豚バラ肉の回鍋肉 イシモチの中華風酒蒸しオイスターソース 白米 酒:サントリーオールフリー 器; 荒木義隆造安葡萄文南染付平皿 山本宜光造薄文鉄絵青織部長板皿 酒器:菊花文金彩玻璃器 イシモチは中華風…

20190516

玄関飾りを変える 軸:北上聖牛筆「波燕之図」 花:鉢植咲薔薇 花器:佐久間賢司造益子薄文扁壺 法事の玄関飾りが決まった。軸は北上聖牛の波燕図で京都画壇に頻出の画題である。堂本印象などが好んで描いているが印象の波燕よりこちらの方が上手い。師匠の…

20190509

先日の夕の御膳である。 お品書き; 自家製手捏ねハンバーグと目玉焼きと自家栽培ブロッコリーと金時人参と玉葱のソテー マッシュルームと玉葱とジャガイモのポタージュスープ 十六穀米 酒:ピエール&レミー・ゴーティエ ピノノアール ペイドック 2017 …

20190506

玄関飾りを変える 画:田中以知庵筆「香魚図(仮題」 花:庭先雛菊、仏花残菊 花器:不詳自然釉焼締変形花器 画は田中以知庵で鮎かウグイか判然としないけど一応香魚図とした。 花器は長石を多く含んでいるので信楽だろうと思う。轆轤で引き揚げて半乾燥させ…

20190505

玄関飾りを変える。 画:不詳「鍾馗図」 花:庭咲紫蘭 花器:不詳春慶塗風手桶 ボチボチ回復してきたので黒松の緑摘みから始める。畑の準備は全く出来ていない。栽培計画から練り直さなければならないだろう。 上気道炎が酷かったので舌の味覚と温感が狂って…

20190504

先日の夕の御膳である。 お品書き; 玉葱と生姜と糸蒟蒻とパクチーとバナエイ海老とアメリカ産豚ロースの泰風冷しゃぶサラダ 真鯛の中華風酒蒸しオイスターソース 自家栽培薩摩芋のオレンジピール大学 酒:眞露「麦のときめき」 器; 新渡染付鉢 不詳菊楽造…

20190503

玄関飾りを変える。 画:大谷句仏筆「虞美人草之図句賛」 花:鉢植鉄線 花器:不詳鉄製花器 なかなか体が全快と行かない。この体のお陰で随分と辛抱することを学ばせてもらった。今回この程度の症状で治まれば、やはり過去の原因不明だった各種の症状は高血…

20190430

玄関飾りを変える。 画:不詳「鍾馗図」 花:野咲鳶尾 花器:一青陶園造青海鼠釉輪花水盤 短冊の鍾馗図は誰の作か全く分からない。分からないが良く描けていると思う。鍾馗というのは中国の道教の神様で日本では商売の神様や魔除けとして商店の軒先や民家の…

20190427

先日の昼の御膳である。 お品書き; キャベツと人参と大根と玉葱と茗荷と鶏胸肉のバジルサラダ バナエイ海老とブロッコリーのオーロラソース自家製麺手打ちタリアテッレ 酒:フロンテラ・シャルドネ・チリ 器; 大和吉孝造萩粉引御本木葉鉢 市野陶山造丹波鉄…

20190426

玄関飾りを変える。 画:宇野素方筆「芥子に蜂図」 花:野咲鳶尾 花器:一青陶園造青海鼠釉輪花水盤 画の作者宇野素方は山元春挙に師事して円山派を修めた滋賀の画家である。画業以外にも映画の美術担当などもやっていてそちらの方が本業だったようだ。大谷…

20190423

玄関飾りを変える。 軸:大谷句仏筆「虞美人草之図句賛」 花:野咲鳶尾 花器:白盛山窯白海鼠釉輪花水盤 シャガ、鳶尾が咲いて百花繚乱の季節である。当面生ける花に事欠くことはないだろう。良い季節である。これも自由に葉を差したものだけど蕾で生けたは…

20190419

玄関飾りを変える。 画:大谷句仏筆「虞美人草之図句賛」 花:野咲シャガ、紫陽花葉、鉢植モンステラ 花器:不詳赤楽風高坏水盤 軸の大谷句仏とは東本願寺第二十三代法主大谷光演のことで要するに大きいお寺さんのボンボン坊主だ。典雅な人で日本画を竹内栖…